戦国時代

忍者は実在した?身体能力とか実際どれくらいだったのだろう?

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[voice icon="https://rekisi-omosiroi.com/wp-content/uploads/2018/05/2018-05-27_21h45_18.png" name="万 利休" type="l"]そもそも忍者って本当にいたのかな??[/voice]

「だいじょーぶ」「ニンニンでゴザるよ」「火影になるってばよ!」

あなたの忍者はどういう語尾でしゃべりますか?私は「ニンニン」世代でゴザる。頬かむりして、まんまるほっぺの小さい男の子。それが私の忍者観です。

でもそれって、ちょっとファンタジーすぎますよね。マンガやアニメではたくさん目にする耳にする忍者。

実際、忍者っていたんでしょうか。火遁の術や身代わりの術を使ったのでしょうか。凧で空を飛んだりしたのでしょうか。

そこのところ、はっきりさせた大人になりたい。みんなで「ニンニン」から卒業しましょう!

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忍者は実在した!?

ズバリ!忍者は実在しました!

いきなりズバリでなんなんですが、これは歴史書にもはっきり書かれている事実です。

有名どころでは「伊賀忍者」「甲賀忍者」などありますよね。

「伊賀忍者」は伊賀地方、三重県の西部あたりの忍者集団のこと。「甲賀忍者」は甲賀地方、滋賀県甲賀地方の忍者集団のこと。

この二流派が有名なのは、江戸時代、徳川幕府の元で活躍していたからなんです。

ですが、それより前にはいろいろな流派がありました。

「根来流」「雑賀流」「戸隠流」など49流派がありました。

 

忍者には別の呼び方もある

ほかにも忍者の呼び方は様々あります。

「草」「すっぱ」「うかみ」などいろいろありました。

「すっぱ」は「すっぱ抜き」という言葉の語源ですね。

そもそも、「しのび」という言葉は聖徳太子が諜報活動に使った人たちを呼んだ呼び名だったのです。

諜報活動(しのび)をする者だから、忍者。簡単明瞭です。

武田信玄お抱えの忍者は「乱派(らっぱ)」。

上杉謙信のところでは「軒猿」。

豊臣秀吉は「木陰衆」。

それぞれに美的センスを感じる呼び名です。

どこの国でも同じ呼び名だったら「忍者を呼べ」と命じて、そこに他国の諜報活動中の草がいた場合、「あ、これからスパイ活動するんだな」ってバレバレですから、それを隠すためにも呼び名には個性が必要だったのかもしれませんね。

 

 

忍者の身体能力はすごかったのか?

忍者の修行というと、昔は一つの噂話がありました。

麻の種を植えて、忍者の子どもは毎日、その上を飛び越します。

最初は何もない地面ですが、芽が出て茎が伸びていきます。

その上を何度も何度も飛び越えます。

麻は成長が速いので、すぐに飛び越さねばならないハードルは上がっていく。

そうやって忍者は超人的な跳躍力を身につけるのだ。

これも、あながちただの噂話ではないようで、忍者の修行法のひとつだったそうです。

[voice icon="https://rekisi-omosiroi.com/wp-content/uploads/2018/05/1037518.jpg" name="天草 ゴロー" type="r"]結構無茶苦茶な方法で修行していたようですね^^;[/voice]

 

 

忍者の名前からみるとなんかスゴそう。

ところで、上杉の「軒猿」という呼び名は、忍者の身体能力のすごさの一端を垣間見るのにうってつけだと思います。

民家の軒に、猿のように忍び寄って諜報活動をする。

「木陰衆」も同じく。木陰に隠れて活動する。

「乱派」なんて、もう、攪乱行動、奇襲攻撃する気満々といった名前です。

忍者の活動には諜報活動だけではなく、潜入・工作・破壊・武器の奪取・誘拐などかなりえげつない仕事もありました。

それらを問題なくこなすためには身体能力も優れていなければなりません。

[voice icon="https://rekisi-omosiroi.com/wp-content/uploads/2018/05/2018-05-27_21h45_18.png" name="万 利休" type="l"]やはり身体能力の強さは必須なようです、動けん忍者は使い物にならなそうですよね。[/voice]

 

これが出来れば忍者になれる!

忍者の体重は60キログラムまでと決められていました。

60キログラムというのは米俵1俵の重さと同じです。

忍者は米俵を持ち上げる訓練を日常的にくりかえして、自分の体重をらくに持ち上げられるように鍛えていました。

軽々と自重と同じ米俵を持ち上げられれば、自分の体を天井付近まで持ち上げることも出来るという理屈です。

そのように、様々な鍛錬を積んでいました。

『萬川集海』という忍者の技術や知識を伝える秘伝書が残っています。

これは全22巻なのですがそのなかで、健全な身体と明晰な頭脳が必要であることが語られているそうです。

身体の鍛錬のために骨格や内臓、筋肉の働きをよく知り、最大の効果が得られるように当時得られた最先端の知識を伝えています。

現代で言うところの高跳びで「6尺(約1.8メートル)を飛び、長距離走では「1日40里(約160キロメートル)」を走るなどといった、一般人では到底不可能な修行をするように指示した秘伝書もあるそうです。

[voice icon="https://rekisi-omosiroi.com/wp-content/uploads/2018/05/1037518.jpg" name="天草 ゴロー" type="r"]一日に160キロを走るとかヤバすぎませんか・・・?!当時の忍者は身体能力が凄まじかったのかもしれません。SASUKEとかあったら楽勝でクリアできたでしょうね。  [/voice]

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江戸時代には忍者は不人気職種ナンバー1!?

忍者として有名な服部半蔵。

じつは服部半蔵という名前は服部家の宗主が代々、引き継ぐため、服部半蔵は何人もいるのです

もっとも有名な服部半蔵は徳川家康の時代に武士だった服部半蔵。

江戸城の「半蔵門」の名前の由来になった人です。

この人のお父さんの服部半蔵が「忍者は出世も出来んし、給料も少ないし、なるもんじゃない」と言って武士になることをすすめたのだそうです。

そのため、半蔵さんたちは武士として生きていきました

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実は現代でも忍者になれる可能性がある

[voice icon="https://rekisi-omosiroi.com/wp-content/uploads/2018/05/2018-05-27_21h45_18.png" name="万 利休" type="l"]は?何言ってるの?と思われるかもしれませんが、実際に現代でも忍者になれる可能性があります[/voice]

忍者がつらい仕事だとしても関係ない!どうしても忍者になるという希望は捨てられない!数々の訓練をこなして、超人的な身体能力を手に入れた!さあ、次は忍者として就職するぞ

そうなったとき、どういった就職活動をすればいいのでしょうか。

実は、ハローワークで忍者の求人があったのです!

日給制ですが、各種保険加入ですし、なんといっても黒装束の支給があります。

なによりも嬉しいのが、秘伝書の支給があること。これさえあれば、さらなるスキルアップも目指せます。

ただ、残念なことに、上記の条件での募集は現在は行われていません。きっと優秀な忍者が長く働いているのでしょうね。

ですが、安心してください。忍者求人はハローワーク限定ではありません。各種の求人媒体で募集があるのです。

現代では、厳しい忍者の修行に耐えられる人材が少ないようなのです。このままでは日本の忍者文化はすたれてしまうかもしれません。

ぜひ、プロの忍者として第一歩を踏み出してください!

 

現代の忍者に迫る!

実は、現在、現役の忍者が数人いらっしゃいます。

その中でもっとも有名なのが甲賀流の宗家・川上仁一さん。

武術家・忍術研究家として活躍されています。

血統での相伝ではなく、職業として継いでおられるようです。

川上さんは後継者を育てることはされていないそうなので、甲賀流忍者を目指す方は自己流で身につける必要があるかもしれません。

大丈夫です、忍術は甲賀だけではありません。きっと他の流派の方だって、ひっそりと活動されているはずです。

陰に隠れて活動する、それが忍者というものなのですから。彼らを探し出して入門の意思を伝えることができた時、あなたはすでに立派な忍者になっているのです。

 

 

実在した忍者の身体能力はどうなっていたのか まとめ

[aside] 

・忍者は本当にいたし、今もいる!

・忍者の身体能力は現代のトップアスリート顔負け!

・忍者になりたいなら今からでも遅くない!

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忍者にあこがれて修行を始める人は少なくないはず。

私の小学校の同級生にも、校庭の雑草をぴょんぴょん飛び越えていた男の子がいたものです。

その草は大掃除の時に引っこ抜かれてしまいましたが、彼は校内で一番の障害物走の選手になりました。

彼は元気にしてるかなあ。

もしかしたら伊賀で忍者をやっているかもしれません。

草をとばないにしても、6尺を飛び、40里を走る、そんな超人技をこなすには、日々の努力がかかせなかったことだけは間違いありません。

今からでも忍者になりたいという方は、米俵をかつぐことから始めてみるのもいいかもしれませんよ。

現代に新しい忍術の流派を立ち上げるのはあなたかもしれません!

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